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2012.11.09

そっくりだけど違う、違うけど平気。なぜなぜ平気なの?そっくりだから。

今日の名言
敵対的で硬質な、不快な感じで、しかも何かしら絶望的な性質を持っている」
…byマッデソン(引用:wikipedia ロ長調)
キーB全否定!

今日は少しキーとスケールについて考えてみましょう。
すこし小難しいお話になります。
挫けたら最後の結論まで読み飛ばしてくださって結構です。

◆A♯=B♭問題◆
先日、Twitter半径650kmくらいの中で、「キーB♭は何故A♯ではなくB♭なのであろうか。」というちょっとした問題が話題になりました。

前提が割とブルーグラス常識での議論ですので、ざっくり言ってしまえば「慣習」で片付けてしまっても良い気がするのですが、高等教育を受けた音楽文芸美術芸術図画工作正義公正公明牛肉豚肉鶏肉自由適当平和を愛する文化人たる青草奏者の皆様に於かれましては、そのような知的好奇心の未知道を二文字の熟語で片すことなど心情的に耐えうる事ではないのではないかと存じ上げます。
現に「
それは、略した時にゴロがいいのがB♭だからだよ。ビーフラは言いやすいけど、エーシャーは何となく締まらないでしょ 」という事実上の真理が慧眼の士により大暴露されています。

もう全ての結論はこれでいいんじゃないかと思うのではありますが、せっかくなので及ばずながら真理への別ルートを探ってみようと思います。


◆感覚としてのA♯◆
まず僕の音感・スケール感覚としてA♯というキーはありません。全てB♭です。
なぜならA♯だと「ラが二回出てくるから」…と言ってもわかりにくいでしょうか。
僕は根っからのドレミ脳であり、音は即ちカタカナで聞こえてきます。
…いや、そこらへんはややこしいので後回しにしましょう。
とにかく僕も、感覚では分かっていても理屈は良くわからなかったのです。


◆教えてwikipedia教授!◆
わからないことはまずグーグル先生からのwikipedia教授という、大学で学びうる一番汎用的なリサーチメソッドを駆使してまずは教授にキーB♭をご説明願います。
和名表記ですので変ロ長調となります。(音楽の授業で習ったかと思いますが、変=♭、嬰=♯、長調=メジャー、短調=マイナー、です)
なるほど、変ロ長調は「壮麗で楽しい」と評され、管楽器と非常に相性がよく…
…というのはどうでもよく、じゃあA♯、つまり嬰イ長調はどうでしょう。
なんと!というかやはり…というか、そんなページすらありません。
そう、嬰イ長調(A♯)というのはwikipedia教授も無視するレベルで存在しないのです。


◆図解☆五度圏◆
なぜかというのは、まずこちらを御覧ください。
Godoken.png
(引用:wikipedia教授)
これは、ブル研木村教授が「業界で刺青入れるならこれを入れろ」とか仰っているという噂の、調の五度圏(cycle of fifth)です。
やっぱり時計で言う10時地点にある変ロ(B♭)に嬰イ(F♯)はありませんね。

小難しく見えるかも知れないですけれど、僕もよく解ってないので身構える無かれ。
とりあえず青字の長調についてだけ見てください。
12時地点のハ(C)から時計回り五度ずつ音がシフトしています。
五度って概念が良く分からない方もいらっしゃると思いますが、例えば「ド」から数えて「ど、れ、み、ふぁ、そ」と5つ目のにあたるソの音が、ドから数えて五度の音になります。
この「○度」で数える概念ってわかりにくいのですが、とりあえずその音から数えて何番目かってくらいのイメージでいれば良いんだと思います。
というか僕がその程度のイメージで済ませています。

この図は、その五度の音でぐるぐる周ると、グルッと一周する間にその調のキーになる音が表せちゃうんだよ!って事を言っています。
感想は「はぁー、よくわからんけどよくできてるのね」程度で良いです。

で、次は五線譜を見てください。
時計回りに♯が増え、反時計回りに♭が増えています。
♯も♭も、どちらも最大7つで終わっている点に注目です。
賢い皆様ならお察しがつくでしょうが、これって理屈上8つ以上もいけるのです。
じゃあこの図の変ロ長調の横に嬰イ長調を描き足すにはどうしたら良いでしょうか?
時計回りで♯が増えているのだから、嬰ハから更に♯を3つ書き足せば良いのです。

そこで、法則に従って♯を描き足すとこうなります。
へんい
ペイントやっつけで恐縮ですが、♯が10個!気持ち悪い!
しかもよく見てみると、ファ、ド、ソで♯がダブっています。つまり全音上げのダブル♯。
これを厳密にスケールとして表すとすると、
A♯ B♯ C× D♯ E♯ F× G× A♯(×はダブルシャープ)
になります。
改めて確認しますが、これはB♭のスケール、
B♭ C D E♭ F G A B♭
と全く同じ音です。

…そりゃ嬰イ長調(A♯)なんて誰も使わないよね!

ということで、♯(もしくは♭)は実用上最大7つしかくっつけることは無いのです。
それ以上だとダブル♯orダブル♭が出現していまうのです。
どっちかが7つの時でもすでに、別の方5つで代替は可能なのですが、
表現上や曲の展開上、あえて7つ使う事もあるようですね。極めて稀なようですが。


◆って言われてもブルーグラッサーには関係ないじゃん◆
…って言われたら元も子もないでしょう!
でも実際そうなのかもしれません。楽譜なんて読まないし。
スケール上B♯だろうと回りくどく言わず、普通にCって言うだろうし。
多くのグラッサーにとって、萩原と荻原の違いくらいどうでも良い事なのです。

しかし、なまじ音感がある人間…特に僕のような、音がカタカナのドレミで聞こえてきてしまうドレミ脳人間にはちょっと見過ごせない問題なのです。
色々気持ち悪い、というかA♯のスケールをA♯として認識することすら困難。
ドレミ脳についてはまた別の記事で改めて。過去にも書いているけど。


◆結論◆
・楽典上、A♯というキーはありません。B♭です。
・仮にA♯というキーにすると、スケールが死ぬほど面倒くさいです。
・ついでに言うとG♯は無くA♭、D♯は無くE♭です。
・F♯=G♭、C♯=D♭、に関してはどちらも有り得ます。(B=C♭も一応あるようですが、わざわざC♭を使う例は殆ど無し。)
でもブルーグラッサーには大して関係ありません。
・面倒くさいので、CDEFGAB以外のキー、つまりピアノで言うところの黒鍵にあたる音がルートになるキーに関しては、とりあえず「○♭」と言っときゃ良いと思います。
・何より略すときに「○シャー」より「○フラ」のほうが言いやすいという真理。
・僕は何故かF♯=G♭においてのみF♯を採用しています。それについてはまた後日。
・wikipediaで○長調とか一つ一つ読んでみるの、意外と楽しいよ!




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