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2011.11.02

T字路ヨロン 前編

今日の名言「一線を超えるんじゃない。線を少しずらすだけだ。」…by地方局レポーター
…うん、いいセリフだ。
映画「MAD CITY」より。
立てこもり事件を題材に、報道や世論について描いた映画。嫌いじゃなかった。

まぁ、ずらしてずらしてちょっと超えて、みんなでずらしてずらしてドッカーンてめーらふざけんな(←でもおまえが言うな)って話なんだけど。
テレビ、怖い。世論、怖い。

以前そんな映画を見て、卒論を思い出して勢い良く書いた物を掘り出しました。
何かしらの為に勢いだけで書き、その後放置していましたが、
勿体無いので再利用して更新回数を稼ぐことにします。



社会を動かしているものは何か。
現代において、社会を大きく動かすものの一つが[世論]です。
[世論]って、どう読みます?普通はヨロンですね。
じゃあ[輿論]は?こちらもヨロンです。
どちらもヨロン。同じものとしても扱えるけど、本当は世論はセロン、
輿論がヨロン、と読まれるべきなのです。
それぞれを英訳すると、世論がpopular sentimentsで、
輿論がpublic opinionsとなります。
それらを日本語に逆輸入してみると「大衆の心情」と「公の意見」となります。
つまり世論は人々が受ける印象・感情による判断の、大きな流れなのです。
一方で輿論は、情緒的な判断に左右される世論とは対照的に、理性的判断に基づくものです。[公の意見]とあるように、世論が本音とすれば、輿論は建前とも言えます。

本来、政治など社会の根幹を動かすものは、その場限りの流動的な感情に左右されない、理性的判断と真偽判断に基づいた輿論でなくてはなりません。
しかし、新聞などの活字メディア主体のマスメディアから、ラジオやテレビ、インターネット主体のマスメディアへ移行していくに従い、社会は特権階級による政治から大衆政治へとシフトします。
大衆政治を動かすものは、理性=輿論では無く、感情=世論です。
世論は、あまり難しく複雑ではいけません。
あらゆる問題を、なにか一言で表すような単純さが世論には必要なのです。
ラジオやテレビは、そんな単純な枠組みを提示するのに最適なメディアでした。
ある一つの価値観を、一つのフレーズにまとめ、何度も何度も電波に載せるのです。
そうして、メディアが世論を作るという現代の状況がうまれるようになってきたのです。


…っていう話を卒論の冒頭でした気がします。
もう、よく覚えてないや。悲しいな。
ちなみに大体が佐藤卓己さんって人の言ってることです。
映画を見ていて、[世論]のおっかなさを感じ、ふと思い出していました。
一年前のこの時期は、ようやっとテーマをちゃんと決めたは良いけれど、
大した事もせずだらだらと無意味に文献を漁っていた頃だったか。


つづく。



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