2011.12.14

胸ポッケに入れてあったラムネを何か別の物に疑われやしないかと。

今日の名言「楽譜忘れました。」「隣の人に見せてもらいなさい。」…in塀の中
何かノスタルジックな光景。こんな所で垣間見るとは。
でも集団生活だしね。学校生活に似てるっちゃ似ている。


最近、とあるお店でピッチが若干ずれたひどるを弾いております。
某カントリーシンガーさんのバックで、ピアノ、歌、ひどるの三人構成。
中の人からすればエニウェイとはだいぶ違うけれど、傍から見れば似たようなもんでしょうか。

そのお店の御縁で、女子刑務所へ行ってきました。
お店のマスターは月一回、コーラスの授業を受刑者に行なっているそうです。
12月の授業はクリスマスプレゼントということで、お店の歌い手達を連れて
歌を聞かせてあげよう、という企画でお声がかかりました。


なんにも悪いことをせずに塀の中へ入っていける機会などそうそうありません。
というか、女子刑務所です。悪いことしたって入れません。
なんて貴重な経験。ワクワクします。
「若い男が入っていくことなんて滅多に無いからモテモテだろうね☆」
と、行きの車内で言われました。超売り手市場じゃん。
まぁ…あまり嬉しくは無いのですが。むしろちょっと怖いよ。

車で刑務所に着くと、支所長さんのお部屋へ。少しお話。
現在、おおよそ500人ほど収容しているらしく、
その半分以上がお薬関係の罪らしいです。
「音楽関係はドラッグと関わり深いからねー」と言われました。
ナッシュビル(に限らずだろうけど)では普通にマリファナプカプカしてるらしいです。
皆さん気をつけましょうね。ダメ、ゼッタイ。

「いやー、この人無職なんですよー。」
「おおー、刑務官試験とかどう?」
いや、あの、もう、その話はしなくていいってばっ。

えーと、警備関係とかあまり書かないほうがいいのかな。
まぁ、ともかく楽器を持ってちょっとしたロックを抜け、受刑者ゾーンへ。
そこらかしこで写真を撮りたかったのですが、流石に携帯持ち込み不可。
ちょっと歩いて小学校の体育館みたいなところへ案内されました。

「慰問」という話で聴いていたので、結構な人数が来るのかと思いましたが、
実際には「授業」という建前なので、受講している受刑者の方、15名程度でした。
予想よりかは随分とフランクな感じで、ピアノ周りに弧を描いて座る感じ。
内容はお店の人が一曲ずつやって、受刑者含む皆でクリスマスソング歌って、
皆でカントリーダンスを踊る、というプログラム。

刻々とズレまくるチューニングとピッチに必死すぎてよく覚えていないのですが、
どうやら随分と楽しんでいただけたようです。
演奏はズタボロだったのですが、なにより。
音楽を聞くことも滅多に無いでしょうし、大声で歌う事もないでしょうからね。
「どうせなら400人くらいで慰問としてやってくださいよー。」
と刑務官の方が仰ってくださいましたが、そう簡単な話でも無いみたいです。


終わった後、ぐるっと刑務所内を軽く案内して頂きました。
最近改築したようで、かなり綺麗な施設でしたね。
作業は洋裁とか革製品とか、そういう関係が多いみたいですね。
あと、大きな洗濯機がありました。
洗濯は女子、ご飯は男子刑務所で、と分業しているらしいです。


ボランティアだからお給金は出ないけれど、
マスターにお蕎麦(天ざる大盛り)をご馳走になって解散。


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