2012.07.19

楽器類の進歩と調和

今日のぶんぶんbot「んああああああああああああああああああああああああああああああああんがあああああああああ
これから先、困ったら全部ぶんぶんbotに頼る。


<記事要約:カーボン弓買いました。いいよこれ。>


石を砕いて百万年、石を削って数万年、鉄を打って数千年、機械を回して数百年、通信回線を巡らせ数十年。
地球が少しばかり回る間に起こった、人類の加速度的進歩。
ペダルを漕ぎ続けるしか無い自転車に乗った僕達は、日々油と鉄をこねくり回し電気にそっと想いを乗せ、目まぐるしい技術発展の中で絶滅と創造を繰り返しています。
この青空の向こうで銃声が響いていても、ご近所で放射能が降っていても、どこかで誰かがお腹を空かせていても、国民の生活が第一の国民の生活が第一という国民の生活が第一アピールを生活する国民が第一あんまり信じていなくても、全然大丈夫!
未来のエネルギーが、インターネットが、サイエンスが、きっとどうにかしてくれる!
僕、ブンケーだから分からないけれど、まぁ、なんとか頑張ってよ、リケーの人!


そんな目まぐるしい発展は、楽器の世界においても例外ではありません。
わかりやすいところで言えばシンセサイザーの世界。
一時は冷蔵庫サイズだった装置が今や手のひらサイズです。
しかしそのような電子楽器だけではなく、保守的であり伝統的と言えるアコースティクの世界にも新しい技術が続々と登場し、進化発展に寄与しています。
その中でも最近よく目にするのが「カーボンファイバー」素材です。

アコースティク楽器において、木材の質がその楽器の価値を大きく左右します。
用途によっては特定の種類が好まれ、ばっさばっさと切り倒されます。
結果、ワシントン条約で保護されちゃうくらいピンチになってたりします。
例えばバイオリン弓用のペルナンブコ材。
このペルナンブコの芯材がある程度以上の弓に使われているのですが、まともに植樹もせずガリガリと切り倒した過去があり、ちょっと枯渇気味のようです。

そこで近年、メキメキとその地位を確立しつつあるのがカーボン弓。
…買ってしまいました。黒い市松模様のチャラい一本。通称黒市松。
お値段約1.5万円です。
[UNSET]
今までの弓がものすごく捻れている&数年毛替もしてない&最近何故かフィドル需要が多い…などの理由により、半年近く悩んだ末ポチっと。
数年前から興味はあったのですがね。

ここ数年はカーボン弓のラインナップも増え質も向上し、斜に構えていた人も徐々にそのポテンシャルを見直しつつあるように思います…と言っても、あくまでネットを徘徊しての感想ですけれど。
一般的に言われる特徴として、まずは木では無いため衝撃や湿気に強い事。
誰かのように、暖房の前に弓を置いといて弓先からポッキンする事もありません。
ていうか、これだけで全ブル研弓をカーボン弓に変えても良いと思う。
フェスのためにあるようなもんじゃないか。

そして肝心の弾き心地ですが、木の弓とは違うと言われています。
優劣というよりは違い…との事ですが、実際に違いは感じますね。
ただ、それが木の弓とカーボンの弓の差なのか、僕にはよくわからなかったり。

黒市松は、持った第一印象が「軽っ!」でした。ほんと軽い。
カーボン自体とても軽い素材ですから、総じてカーボン弓は軽めなのが多いようです。
軽いので弓元での操作性が格段に向上しましたし、移弦もすごくしやすくなりました。
単純に毛が新しくなった(というか今までのが毛替しなさすぎた)からでもありますが。
ただ、木の弓に比べると迫力にはちょっと欠けるかもしれません。
かなりしっかり力を入れないといい音にならない。
ゴリゴリと力押しで弾くニータカは今までの木の弓のほうがやりやすかったかも。

等など、違いはやはり顕著に感じますが、良い買い物をしたと思ってます。
いつぞやか楽器屋で試奏した3万、7万レベルの弓を買うくらいならこっちで十分。
コスパはかなり高いんじゃないでしょうか。
ネットや本では「10万(もしくは20万)以下のレベルで弓を買うならカーボン弓も十分選択肢に入る。」のような記述を良く見かけますが、実際に触ってみると納得です。
そもそも弓に10~20万使う人間がむしろマイノリティなブル研フィドル弾き界隈にとっては、「フェスに強い・コスパ高い」ってだけで筆頭候補にあげても良いと思います。


カーボンは弓だけでなく、バイオリン本体やギターなどにも使われます。
ボディが真っ黒だったりして、すごくチャラい。すごく欲しいです。
まだメジャーではありませんが、今後発展の余地があるのではないでしょうか。
素材に限らず、デザイン、機構、音色、全く新しい楽器…。
明日の音楽界は、明日のサイエンスによって、もっともっと面白い楽器を生み出すことでしょう。
頑張れ、リケー。世界と音楽の明日のために。



ちなみに、弓がよくなったからって上手くはなりませんでした。
2年前はもうフィドルなんて放置状態で、辞めてしまおうと思ってたくらいだったのに。
最近フィドル需要が多いのです。
まぁ、それも一時的でしょうけれど、せっかく弓も買ってしまったことだし。
とりあえずこれで言い訳はできなくなったから、言い訳がましい音をどうにかしよう。
もうちょっと真面目に練習…するかな…とりあえず明日から本気を…。


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この記事へのコメント
カーボンのアコースティックギター弾いたことあるよ.

いわく,プールにつけても大丈夫(エレアコのため電装系は死亡しますが).

意外と木のような音がしますが,高音まで非常にクリアなのが印象的.あと,板がびっくりするくらい薄い.そしてブレーシングがない.

ぜひお試しあれ.
Posted by ますだ弟 at 2012.08.22 21:52 | 編集
お試ししたいです。
写真なら見たことありますが、あの異様な感じがとても好きです。ブレーシングが無いってどきっとしますよね。
Posted by ぼぶ at 2012.08.24 01:25 | 編集
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